苗代川焼は「黒もん」と呼ばれる黒薩摩です。
大樽から焼酎や醤油などの液体を直接徳利に移すことが出来ないために、一旦雲助壺に入れてから徳利に移しました。
現代でいえば、灯油のポリタンクのような使い方をした容器といえます。
雲助壺に液体を入れて徐々に傾けると、胴に付けられた注ぎ口から液体が出てきます。
重い雲助壺は、傾けるだけで用を足すので、持ち上げて注ぐ必要がありません。
限られた用途のために作られた雲助壺は、その独特な形態の美しさから、民藝愛好家によってスポットが当てられました。
苗代川焼 雲助 壺
¥50,000価格
消費税込み |