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古九谷

古九谷様式は、寛永期(1640年代)から寛文期(1660年頃)までに肥前で焼かれた古伊万里の一様式です。

中国の南京焼(なんきんやき)や交趾焼(こうちやき)の模倣に始まり、やがて日本独自の意匠になった磁器です。

色絵古九谷の文様は、山水画や花鳥が絵画的に描かれており、周囲を幾何学模様で補っています。

また藍九谷は、深みのある濃い呉須を用いて、力強い筆致で文様が描かれています。

文様は、色絵古九谷よりさらに写実的で精緻になり、穏やかな描写になっています。

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