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  • ・銘:飛流

     

    胴は、たがい違いに並んだ斜線で険しく切り立った嶺を表し、ひと筋の黒い釉薬が斜線を伝わるように流しています。また内側は、夜空の星のようにたくさんの白い点を入れました。

     

    飛流・・・李白の「望廬山瀑布」という詩にある「日照香爐生紫煙 遥看瀑布挂長川 飛流直下三千尺 疑是銀河落九天」の一節。日の光が香炉峰を照らすと、紫の靄が立ち登っている。はるか遠くに、滝がまるで長い川を掛けたかのように流れ落ちているのが見える。その滝の激しい水は、飛ぶようにまっすぐに三千尺も下へと流れ落ちている。あたかも天の川が天空から落ちかかっているかのようである。

    黒楽茶碗「飛流」

    ¥33,000価格
    消費税込み |
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